2026.05.05
移住者インタビューvol.6_河江さん
目次
宮城県仙台市出身の河江将弥さんは2026年1月に栃木市の地域おこし協力隊に着任し、妻と共に埼玉県から栃木市に移住。農業分野のミッションを担い、グリーンツーリズムの促進や6次産業化に向けた活動を行っています。 古民家や農ある暮らしに興味を持ち、将来は古民家に暮らしながら農作物を育て、地域の人々と交流できる場づくりを目指していると言います。その思いの背景や現在の栃木市での暮らしについて伺いました。
「古民家に暮らし交流の場づくりを」夢実現のため、移住を決断
河江さんは関西の大学を卒業後、自動車部品メーカーや総合電子部品メーカーを経て、2026年1月から地域おこし協力隊として農業分野のミッションで活動しています。
「30歳になったぐらいから自分が本当にやりたいこと、自分ができることは何か考え始めました。もともと夫婦で古民家に住みたいというのが、地域おこし協力隊になる前からの夢としてありました」
河江さんは妻が古い街並みが好きで夫婦で全国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)を一緒に巡り始め、徐々に地域活動や古民家に興味を持つようになります。次第に、いつか古民家に暮らしながら、地域の歴史や文化、建造物、地域で暮らす人々の思いを受け継ぎ、守っていきたいと思うようになりました。
古民家や地域活動の魅力を知り、本格的に地方への移住を検討することになります。「古民家に住みたいという思いある一方で自分たちだけで暮らすのはすごくもったいないと感じ、住みながらも地域に貢献できるような場を作りたいと思うようになりました。全国各地をまわる中、地域活動の意義を強く感じました。また、古民家を活用した農家民宿に泊まる機会があり、自分の理想の生活はこれではないかと思いました」
その中でなぜ栃木県を選んだのかを伺うと「私が仕事の関係で宇都宮市に住んでいたことや、妻の出身地が栃木県であったこともあり、県内の色々な市町村を巡りました。もともと栃木市には重伝建があるまちとして興味があり、移住者交流会やイベントなどで地域の方々と接する中で、人とまちが素敵だなという印象を受けました」と河江さんは話します。
そして、地域おこし協力隊として栃木市への移住を決断します。「学生時代の知人に地域おこし協力隊がおり、以前から協力隊制度のことを知っていました。夢である古民家暮らしと交流の場づくりを考えたときに、地域おこし協力隊として移住することで、地域の方々と関わる機会も増え、行政との連携も図りやすいのではないかと思いました。ちょうどその時、栃木市で地域おこし協力隊を募集しているタイミングでしたので、応募をし着任することになりました」
「自身が目指す未来と農業がリンク」農業分野の協力隊として活動開始
河江さんは、地域おこし協力隊として、農業分野のミッションで活動中。「民間企業に勤めていた時は、正直農業に興味があったわけではないんです」と話します。
「最初、栃木市の地域おこし協力隊で募集している分野が農業だと聞いたときは、迷いました。しかし、福井県の築100年以上の古民家を活用した農家民宿に泊まる機会があり、すごくひかれました。私が目指す古民家暮らしに対して、農業と宿泊を組み合わせることでさらに地域に貢献ができるのではないかという思いが芽生えました」
着任後、栃木市の農家さんやグリーンツーリズムを行う団体、道の駅などを周り、地域の方と味噌づくりや農作業の手伝いを行いながら、農家さんを取材し、農業の楽しさや苦労、地域への思いを伝える情報発信などを行っています。
「地域の歴史や農業に対する思い、苦労話などはすごく大事だなと感じていて、そういったところをより多くの方に知っていただきたいです」と河江さんは話します。
「居心地が良い」栃木市暮らし3カ月の今思うこと
栃木市へ移住をし、3カ月が経つ河江さん。栃木市での暮らしについて、「居心地が良い」と話します。「歴史ある古い街並みがありつつ、少し車を走らせれば自然もある。その中で暮らしができていることは、自分にとって心地が良いなと思っています」
また、地域のコミュニティ活動にも積極的に参加。「地域に住んでいる方との交流が増え、『生活を共にする仲間』という感覚を持っています」と地域の一員として、馴染んでいる様子を話してくれました。
河江さんは今後も地域おこし協力隊として、地域の人々との出会いを大切に活動していきます。
(取材日:4月10日)
